販促通信
販促通信 2024年 秋号 No.175
2つの展示会で得た学び
この夏、スタッフワーク は2つの展示会に出展しました。8月の「パッケージ展」、9月の「販促物活用フェスタ」です。昨年から参加している大阪産業創造館主催の展示会で、今年も多くの来場者で賑わう活気あるイベントでした。いずれも多くの方が「商品づくりとしてのパッケージ」、「商品を広めていくための販促の仕方」にご興味を持たれていて、私たちのブースにもたくさんの方が足を運んでくださいました。従来のクライアントからいただく仕事の経験と実績が、こうして次につながっていくことに感謝をしながら、新しい出会いで得た経験もまた従来のクライアントの仕事でお返しをする。そんないい循環にしていきたいと思っています。
さて、この展示会出展にあたり、私たちは普段の仕事を改めて振り返り、それぞれ1冊の読み物としてまとめ来場者の方々にお配りしました。皆様にも改めまして、私たちのデザインへの取り組み方、考え方についてぜひお読みいただけますと幸いです。これからも皆様のお役に立てる仕事に努めてまいります。
毎年続く、特別なご挨拶
長年お付き合いのあるひまわり歯科クリニック様から、今年も「クリスマス&新年あいさつはがき」のデザインをご依頼いただきました。20年以上続いているこのご依頼は、弊社でも特別な案件のひとつです。
このはがきは、年賀状としてスタートしましたが、「他と差をつけたい」という医院様のご要望で、約15年前にクリスマスと新年のご挨拶を一体化したスタイルへと変更しました。現在では、クリスマスの華やかなデザインに加え、毎年の干支をモチーフにしたキャラクターを取り入れることで、患者さんに印象深く記憶に残るはがきになっています。
近年では、宛名面に「はがきをお持ちいただいた患者様へのサービスクーポン」も追加し、単なるご挨拶に留まらない、来院のきっかけづくりとしても活用されています。私たちは、こうした試みを提案しながら、毎年違ったアイデアでクリニック様のニーズに応え、印象に残るツールを提供し続けています。
私たちはクリニック様に寄り添いながら、デザインを通じて長く信頼を築いてきました。これからも、ひまわり歯科クリニック様をはじめ、クライアントの皆様と共に歩み続け、常に新たな提案を行いながら、時代に合ったデザインをお届けしていきたいと考えています。
編集後記
展示会に出展して、来場者の方のお話を聞いていくなかで、デザイナーを名乗る私たちに期待されることの領域が広くなってきていることを実感しました。視点を変えてみると、多くの課題にデザインの力が少なからず貢献できるのではないかと、僭越ながら思い始めているところです。
スピード感のある環境変化に対応しながら行う仕事では、これがベストですと言い切れる表現はそうそう多くありません。デザイナーに限らず、「もしかして」や「こんなのがあったら」を可視化・具象化して、その可能性を探っていく力が、今の社会で期待されることのひとつなのかもしれないですね。クライアントと意見を交わしながら、ひとつひとつのクリエイティブに対して、「問い」を立てながら進めていくことの大切さに、改めて気づいた展示会でした。
食品の広告制作に専門特化した
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