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2025.01.06 / President Talk

段取りのギアを上げよう

仕事がはかどらないのは、段取りが悪いからや!」 … 若い頃、パワハラ上司(!?)に「段取りの大切さ」を叩き込まれたことが、今でも役に立っています。仕事に限らず日常生活でも、自分一人ではおよそ何も為し得ないのが世の常。しかし社会経験に乏しい若輩者は、段取りを考える前にとりあえず目先のことに一人で手を掛けてしまう。から回りして成果は上がらず、周りに迷惑をかけてばかり。これを「若気の至りで仕方ない」と片付けていては、「段取りの大切さ」はいつまでたってもわからない。

本書の著者・水野学氏は、「くまモン」のキャラクターを考案したことでも有名な日本を代表するアートディレクターのひとり。多数の仕事を同時にこなす、いわば段取りの達人。タイトルに「誰も教えてくれない…」とあるが、現代は多くの職種の仕事マニュアルに、段取りめいたことが文章化されているのではないだろうか。しかし「段取りの大切さ」は、知識として記憶するだけでは用をなさない。実体験を通して身をもって学ぶものだと、本書は教えてくれる。

2025年は段取りのギアを上げて、周りの人の役に立つ度合いを高めたいものです。

いちばん大切なのに誰も教えてくれない段取りの教科書
著者:水野 学