STAFFWORK

販促通信

2022.01.01

販促通信 2022年 初春号 No.164

何のために働くのか?

3人がレンガを積む仕事をしています。一人ずつ「何をしているんですか?」と聞くと、最初の人は「見ればわかるだろう、レンガを積んでいるんだよ」と言いました。次の人は「レンガを積んでお金を稼いでいるんだ」と言いました。最後の人は「レンガを積んで多くの人が喜んでくれる教会を作っているんだ」と言いました。最初の人は仕事を「やらされている」という気持ちがあるようです。次の人は「お金を稼ぐため」という気持ちがあるようです。最後の人は「人のため」という気持ちがあるようです。(引用・出典)「なぜ僕らは働くのか」(監修:池上彰)

どの人も一生懸命に仕事に取り組んでいます。同じ仕事でも気持ちひとつで見えるものが変わるということがわかります。一方で、働く理由や目的、やり甲斐は、人それぞれだということもわかります。コロナの影響により、環境が大きく変わる中、自分は「何のために働くのか?」ということを今一度よく考えたい。中高生向けとありましたが、大人こそハッ!とさせられる一冊でした。


ウチなりのDX

DXと聞くとハードルが高いイメージがありますが、日本クリンテック様は「ウチなりのDX」を掲げ、ビジネスモデルの変革に向き合っておられます。

まずはじめに、自社サイトのリニューアル。近年増えていた自社開発商品がサイトの充実につながり、呼応するように新しいカンパニーコピー「フクリン、ハクリン、ミガクリン」も誕生。言葉の力も大切で、キラリと光るサイトに生まれ変わりました。デジタルの玄関であるサイトから活気が感じられたのか、問い合わせも徐々に増えているそうです。

さらに、デジタルカタログページも設置。社員の方は日常的に商品カタログとして使用でき、お客様は問い合わせ前に商品の目星を付けられます。また各商品ページからBASEを使ったECサイトにリンク。BtoBだけではなくBtoCも意識した構成になっています。

日本クリンテック様のウェブサイト https://clean-tech.net/

さらに、「Makuake(マクアケ)」へも参加し、新商品をクラウドファンディングの形態で販売(目標金額を達成)。出資者(購入者)からの評価が直接伝わり、その声は商品改良に活かすことができます。プロジェクト終了後もページを残しておけるため、商品のショールームのような活用法も可能です。Makuakeをきっかけに、新たな販売チャネルへの展開もあり、想定以上の成果を上げることができました。

この一年、日本クリンテック様の「ウチなりのDX」のお手伝いを通して、「企業によってアプローチはそれぞれですが、どの企業にも同じようにチャンスがある」と感じました。日本クリンテック様の場合、コツコツと積み上げてこられたコンテンツが、DXに取り組む際の武器になったのではないでしょうか。

DX…デジタル技術を活用した、ビジネスモデルの変革


編集後記

93歳とご高齢で一人暮らしの女性宅のキッチンをデザイン思考でリフォームするTV番組で、リフォーム後のキッチンを初めて見た依頼主の女性が涙ながらに発した一言。「こんな幸せな時に巡り会えるなんて、長生きはしてみるものですね」。このシーンから、「デザインには人に喜びをもたらす力がある」ことを改めて感じた。皆さまを笑顔に、そしてハッピーにするために、スタッフワークは今年も一所懸命に汗をかいてまいります。(坂元)

スタッフワークの制作実績を多数ご覧いただける弊社オフィスにも気軽にお立ち寄りください。