STAFFWORK

販促通信

2021.10.07

販促通信 2021年 秋号 No.163

地域密着お弁当屋さんの販促作戦

事業多角化の一環で、弁当や惣菜の製造直販を手掛けておられる創業42年のクライアント。今回は、毎月発行のお手伝いをさせていただいているお弁当の販促チラシを紹介します。

チラシというと新聞折り込みを思い浮かべる方が多いと思いますが、こちらのクライアントはエリアマーケティングを重視して、地域を限定したポスティングでチラシを配布しておられます。チラシにまず求められるのは売上効果。どのエリアに何部配布してどれだけの集客と売上につながったか、毎月結果が明確にわかります。その結果を分析して次の作戦を練り、徐々に広告の精度を高めていく仕事を続けています。

その一方で企業のイメージアップも意識して、コロナ禍でややもすると気分が沈みがちな世相に対して、「あのお店の弁当を食べたら元気が出るよ!」という明るいメッセージを発信しようとしています。そのため、全般にカラフルな色使いで賑わいのある紙面作りを心掛けています。


手がけた商品は我が子の如く

パッケージの仕事などを通じて、お客様といっしょに作り上げた商品。晴れて売り場に並んだときには、私たちもうれしいですし、消費者が購入していかれると我が子の巣立ちのように誇らしく思います。弊社にご来社いただくお客様にもついつい商品をお見せしたり、召し上がった感想ほしさにお渡ししてしまいます。

(商品や販売チャネルにもよりますが)私たちも、生産者様と市場の架け橋にな
れることがまだまだあるのではないか。ささやかですが、私たちなりの宣伝活動をしながら、これからもクライアントの販促のお手伝いをしていきたいと思います。

最近は、前回ご紹介したこちらの商品をお渡ししています。(品切れの際はごめんなさい!)


色の管理に2つのカラーガイド

実りの秋。農作物などに見られる深みのある色は美しいですね。色というのは世界の人々の間で(たとえば、北半球と南半球などで)見え方が少し異なると言われます。

1963年にパントン社(アメリカ)が策定した「PANTONE®」という世界共通のカラーガイドでは、なんと2,100色以上に色を分類し番号を付与することで、世界中の人々が同じ色を共有できるようになりました。ちなみに日本国内で一般的に用いられているのはDIC株式会社(旧大日本インキ化学工業)が定める「DIC」とよばれるガイドライン。

どちらもデザインの現場で、色の指示や管理の際に活用されています。


編集後記

今回紹介させていただいた御昆布司・昆北様は、著名な観光施設や大規模展示会場に隣接した大型商業施設などにも店舗展開しておられます。新型コロナ感染拡大の影響で、昨年来行政からたびたび休業や時短営業の要請を受けて、「営業できない&大幅な売上減」という厳しい現実の只中にあります。このような状況下で昆北の経営者であるK氏は、社員・スタッフの雇用確保と事業継続のために、コロナ後を見据えた地道な活動を続けておられます。「打てる手は何でも打って、この難局を何としても乗り越える!」。強い信念の持ち主です。いっしょに仕事をさせていただいている私たちも、勇気と元気を頂戴しています。

坂元