STAFFWORK

ブログ

2024.10.23 / President Talk

人の想いが人を動かす

 「食べモノ デザイン カンパニー」の看板を掲げる私どもスタッフワークは、食品の「パッケージ作りや店頭の販促支援」など、これまで数多くの案件に携わってきました。実際にどれほど、クライアントのお役に立ててきたかは推し測るしかありませんが、幸いにもリピートのご依頼を多数頂戴しております。誠にありがたいことです。
 さて本書は、メーカーの開発担当者や量販店のバイヤー向けに書かれています。売り場で目にする様々な食品は、どのようなプロセスを経て誕生するに至ったか。そのリアルな開発の一端を垣間見ることができます。読んでいて、「著者側の売り込み色」を強く感じたり、また「消費者の心=獲物」と捉えて「一撃でお客様の心を仕留める」などという記述にはいささか違和感を覚えたりしましたが、それでも様々な開発事例に学ぶことができる一冊です。著者は、売り手には「熱い想い」が不可欠であることを再三強調しています。私どもも振り返ると、クライアントの皆さまに「確かな情熱」を感じた案件ほど、ロングセールになっているようにも思います。人工知能が作る大手飲料メーカーなどの広告を目にするようになりましたが、「人の想いが人を動かす」という商いの根幹は変らないのではないでしょうか。

うまいを上手く伝えて売れるを作る
著者:近藤潤 長田敏希