STAFFWORK

ブログ

2024.01.01 / President Talk

商品パッケージの役割

パッケージは商品の顔、売れ行きはパッケージ次第、… 的を射た表現とも言えますが、決して商品の主役をパッケージと捉えてはなりません。その主役は、創り手が産み出して提供する「価値そのもの」です。とはいえ、商品に関する「生活者の有益情報」を伝える重要な役割をパッケージは担っています。パッケージを通して受け取った情報への「生活者の共感こそが消費行動につながる」…、そんな関係性を踏まえたパッケージングが大切ではないでしょうか。

一般財団法人 大阪デザインセンター主催の「商品パッケージ企画実習講座」は10年程前から年に1回ペースで開催され、私も講師の一人として当初よりプログラムのひと枠を担当させていただいております。毎回キャンセル待ちが出る人気講座ですが、パッケージの制作現場をリアルに捉えた内容が高い評価につながっているようです。受講者は主に消費財メーカーのマーケティングやデザイン部門の方々ですが、皆さんの学習意欲の高さに、講師の私も毎回大いなる刺激を受けています。

令和の今日は「モノが溢れている時代」とも言われています。パッケージに求められる役割の重要度も高まる一方です。皆様の大切な商品をどのようにパッケージングしたらいいか、その課題に今年も正面から取り組んでまいります。

商品パッケージ企画実習講座
主催:一般財団法人 大阪デザインセンター