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2023.10.04 / President Talk

ローカルとは何か

道の駅ブームに始まり、2拠点生活や移住といったライフスタイルの変化、地域おこし応援など地方への注目度はますます上がっています。うまく波に乗れる地方自治体もあれば、そうではない地域も多く、地方でも格差が広がっているように感じます。

本の著者は、高知県のデザイナー梅原真さん。有名なところでは、馬路村のゆずのブランディング。生産者の心が消費者にまっすぐ届く力強いデザインで商品を売るとともに地域も活性化しました。そのデザイン表現に同業者にもファンが多いようです。一時期、梅原さんのデザインに似たテイストが溢れましたが、梅原テイストを田舎っぽいデザインと勘違いした商品が多かったように思います。ローカルという言葉を調べると「特定の地域らしさ」という意味が見られます。ローカルを「都会←→田舎」といった構図で捉えてしまうと対象商品の良さを見失ってしまうのかもしれません。本の内容は、デザイン手法もあればギャラの話になかなかキツイ裏話などが飾らない文体で綴られています。地方出身の私は、故郷のアウトプット方法を勝手に考えたりするのですが、そういった企画の立案、商品開発のヒントにもなる本だと思います。(今回、坂元が展示会出展などで多忙のため社員の二宮が担当しました)