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2010.08.28 / 二十歳の旅日記_Sakamoto

利他のこころで!

「私利私欲に走らず、利他の心で経営を」と、京セラ名誉会長の稲盛和夫氏は企業経営者に説いている。NHKの大河ドラマ「竜馬伝」の影響もあってか、今年は「私欲を捨てた生き方とは?」といったテーマの本がよく売れているようです。
私が若い頃勤めていた会社の先輩がお二人、昨年来相次いで取引先企業に役員として迎えられ、新たな仕事に取り組んでおられます。そのお二人に共通しているのが、「私利私欲を感じさせない言動」です。お二人とも有能な営業マンから役職に昇進され、「儲ける」ことに関してはプロなのですが、思い起こすに、お二人から「自分が儲けたい」という欲を感じたことがありません。
「民間企業は儲けるのは当たり前」とばかりに、自らの儲けのみに目が向いた言動をする人が、昨今増えているように感じます。「利益が出ないと事業を続けられない」のは確かですが、いたずらに自らの儲けを追うことなく、「他を利することによって初めて自らも潤う」という考えをしっかり持ち続けたいものです。
「私利私欲で動く人は、お呼びでない!」というのが、実はシビアなビジネス社会における常識ではないでしょうか。