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2009.05.09 / 二十歳の旅日記_Sakamoto

いっしょに学ぼう!

 松下幸之助さんの著書「人生心得帖」をテキストに、いま新入社員研修を行なっています。今春入社してくれたデザイナー職の池田さんの入社時研修の一環として。
新卒でもない大人に、いまさら「人生とは?職業とは?」なんて話を持ち出すこともないという意見もあると思いますが、デザイナーである前に「ひとりの人間として、ひとりの社会人として」、入社という大きな転機にこそ、原点に立ち戻ってほしい。
スタッフワークに「経営哲学ありや?」と問われると、返事に窮する状態ではありますが、私としてはそれでも、同じ職場で働く仲間として、価値観をある程度共有してもらうために、入社時にこそこのような研修が必要だと思って実施しています。
ところで、テキストに松下幸之助さんのこの本を使っているのは、お読みになった方ならわかると思いますが、思想信条や宗教に関する内容ではなく、「人の生き方」について松下さんなりのお考えが、とてもわかりやすく書かれているからです。我々のような凡人でもわかるように、やさしく語りかけてくれています。多くの企業で彼の著書が、研修などの教材となっているのもうなずけます。  実はこの研修には、講師として私が立ち会っています。この本はもう何度も読んでいますが、若い人と感想を述べ合いながら改めて読み返すと、私にとっても新しい発見や気付きがあります。何だか、私のための研修になっているようで、池田さんすみません! いっしょに学んでいきましょう!