STAFFWORK

販促通信

2022.12.28

販促通信 2023年 冬号 No.168

こだわりをカタチに

泉州・貝塚市で農業を営まれている西阪様から、CIデザインのリニューアルのご相談をいただきました。西阪農園様のいちばんのこだわりは“土づくり”。お客様とのファーストコンタクトとなるパッケージには、「おいしい土を作っています」というキャッチコピーと“土づくり”をビジュアル化したシンボルマークを大きくあしらいました。そのシンボルマークを軸にホームページや販促ツールにも横展開。今後も、西阪農園様のこだわりを印象づける工夫を続けてまいります。

https://nishisakafarm.com/


結露面にもピタッ

冷凍食品のニーズが高まっています。いつでも手軽に使えるという消費者にとっての利便性はもとより、生産者様や販売する現場の方々にとっては在庫管理の面でメリットが大きいそうです。今回は、冷凍コロッケ(厳密には衣をつける前の種だけというおもしろい商品!)のパッケージ制作を紹介します。冷凍商品は温度帯の変化により結露が発生するので、ラベルを貼って販売する際には、多少濡れていても粘着力が強くはがれにくいこと、さらに水を吸っても破れないことが必須条件となります。これらをクリアできるラベル素材をチョイスして、比較的コストを抑えながらも売場でよく目立つパッケージをめざしました。


裏を返せば差別化ポイント

商品の販売時になくてはならないのが、原材料や産地などの一括表示です。
パッケージでは裏面に記載されていることが多いですね。表面は「商品の顔」といわれるだけあり、とても入念にデザインが施されますが、裏面に記される一括表示はどうでしょう。法的には書いてあればOKというものですが、各社のどのパッケージにも必ず入っているということは、いわば「差別化のポイント」といえそうです。裏を返してみて、表面から違和感なく、美しく整然とデザインされていると、商品への信頼感、安心感は増すのではないでしょうか。パッケージは表裏一体で考えられるべきものなのです。


編集後記

デザインの仕事はミリ単位の細かい作業が多く社内でもふと気づくと、それぞれが黙々とクオリティを求めて試行錯誤しています。一方で、生産する人、届ける人、料理する人、食べる人、人がいてはじめてそのデザインが活きる場面が訪れます。デザインをつくる場面では小さく細かい作業に没頭しつつも、そこに関わる人たちの思いにつながっていく流れの一部であるという自覚が、デザイナーには必要不可欠です。スタッフワークでは今年も一年、そんな気持ちを忘れずに皆様から必要とされ、喜んでもらえる仕事でお応えしていきたいと願っています。あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。(社員一同)