STAFFWORK

販促通信

2019.06.27

おいしさを伝える日本語〜オノマトペの表現〜

“さんさん”と降り注ぐ日差し。夏はもうすぐそこですね。今年はラグビーワールドカップ、来年には東京2020など、国内では大きなスポーツイベントが目白押しです。
今年は冷夏暖冬が予想されているそうですが、“じめじめ”と蒸し暑い日は続きそうです。世界レベルのスポーツ選手をお手本に、“もりもり”食べて暑さに負けないカラダづくりを心がけましょう。

ところで、私たちが普段何気なく使っている「さんさん」「じめじめ」「もりもり」などという表現。じつは日本語が得意とする状態描写だということをご存知でしたか。今回の販促通信では、特に食べ物のおいしさを伝えるのにぴったりなオノマトペという音の表現についてまとめてみました。


“どっどどどどうど どどうど どどう、 青いくるみも吹きとばせ、すっぱいかりんも吹きとばせ”

ご存じ「風の又三郎」の冒頭にある挿入歌です。この表現では、風に人格が宿り、まるで意思をもって吹いているような力強さを感じます。

実際にそうは聞こえない物事の様子を音(おん)に例える表現は、情景に対する想像力をかき立て、風情豊かな印象を与えます。日本語、それを扱う日本人は、こうした擬音語・擬声語・擬態語による表現とその理解に長けた民族なのだそうです。

日本のおいしいものは、臨場感のある表現で伝えていきたいものです。

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擬音語・擬声語・擬態語は、自然界の音、声、物事の状態や動きなどを音(おん)で象徴的に表した語。日本の漫画などでもよく活用されるこの表現は、フランス語で「オノマトペ」と総称されています。日本語が持つ表現領域の広さは世界からも注目されているようです。