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販促通信

2014.06.30

フラットデザインの勘どころ

デザインの世界にフラットデザインという言葉があります。最近いろんな媒体で見かけるデザイン表現のトレンドです。

従来は、影をつけたり光沢をつけたりする立体的な表現が人気でした。とくに液晶モニターではこうした表現が美しく見えるため、長年使われていたのですが、近年、スマホ、PCなど見え方の異なる端末からのアクセスに対して、より速く最適に表示させる工夫としてフラット(平面的で立体感のない)表現に移行してきました。

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こうしたデザインのトレンドは、デジタルだけでなく広告表現全体に広まってきています。「デザインは足し算より引き算」とよく言います。細かいディテールの処理よりも、もっと本質的でシンプルに。的確に相手に届く視認性を。それでいて、(トレンドの後押しもあって)オシャレに感じさせたい。しかしフラットデザインは、立体的な表現に比べてインパクトで負けてしまう場面も指摘されます。

アイキャッチ効果の点では飛び出したような表現も有効でしょうし、配色の影響も考慮されなければなりません。流行の表現と役割の機能性については、表現する対象に合わせた検討が必要となります。